援助交際とセフレが、何となく似たようなお付き合いの形であると考えられる傾向にあります。
完全な誤解であるとはなかなか言いづらいのですが、この両者は、本質的に全く異なるお付き合いの形です。
そもそも、なぜ援交とセフレという二つのお付き合いの形が混同されてしまうのかといえば、そもそも援助交際という形からスタートしたお付き合いであるはずが、いつの間にやら二人のお付き合いにお金を必要としなくなり、もっと気の置けない関係であるセフレの関係に落ち着く、という流れがまれにみられるからです。
エッチしてみたら案外、二人の相性が良かった。
ということで、お金のやりとりを必要としないセフレの関係にステップアップするというわけですね。
これはおそらく、両者にとって都合がよい話なのではないでしょうか。
つまるところ、援交をする関係とセフレとしての関係はイコールなのではなく、力関係は、援交<セフレなのです。
お付き合いにお金が必要となる間柄は、間違ってもお互いを理解し合った深い関係とは言えませんよね。
それに比べて、セフレとしてお付き合いする男女の間には、ある種の信頼関係が芽生えているのです。
自分が望むとおりの性欲解消を行うためには、ひとまずこの人が必要だ、というような。
もちろん、セフレとしての関係に多少の信頼関係が必要であるとはいっても、恋人同士の関係とは根本的に違うものです。
いずれは結婚も視野に入れる関係とは異なり、セフレとしての関係は、いつ崩壊しても不思議ではないもの。
男女の関係が崩壊すると言っても、その原因は必ずしも、二人の不仲によるものであるとは限りません。
例えば二人のうちのどちらか、あるいは両方が家庭を持っていた場合、その家庭の事情で、ある日突然二人の関係が引き裂かれてしまうという可能性も、十分に考えられるのです。
例えばどちらかが引っ越しをすれば、逢瀬を重ねることは極端に難しくなるでしょう。
しかしながら、どのような原因がもとで二人の関係に終わりが訪れたとしても、セフレとしての関係を持つ以上、お互いの事情については深く立ち入らないことが絶対条件です。
縁交際から生まれる関係と、セフレとしての関係は根本的に違う、という話をしました。
しかしながら、この二つの関係には確かな共通点も存在します。
それは、お互いの関係が周囲の関係者に露見しないよう、秘密を死守する必要があるということです。
関係が発覚すれば一巻の終わりです。
社会的な信頼は一瞬のうちに失墜するでしょう。
特に自分が援助交際に手を染めていて、相手が未成年者であるなどといったことが発覚すれば目も当てられません。
最悪、逮捕、勾留の後に裁判ざたというシナリオも想定されますので、くれぐれも注意してください。